平成31年(2019年)京都市成人の日記念式典オフィシャルサイト

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成人の日に「きもの」を着てみませんか?

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和装振興と観光都市・京都のPR推進のため,さまざまな行事やレセプションに,きもの姿で活動している「京都・ミスきもの」のみなさん。「きもの」への思いや成人式の思い出などをお聞きしました!

※写真左から「2018京都・ミスきもの」坂元美友さん,谷村栞里さん,森美咲さん,平田あさ美さん

Qきものに親しみを持たれたのはどのような事がきっかけですか?

坂元さん

七五三のときに母のきものを着せてもらったときです。あまりの美しさに幼いながらドキドキしたことを覚えています。また,祖母や母がよくきものを着ていたこともあり,私にとってきものは身近なもので,幼い頃からきものの色や文様を見ることが楽しみで,きものを着ることも大好きでした。

谷村さん

私がきものに親しみを持ったのは十三参りで,初めて振袖を着たことがきっかけです。嵐山の法輪寺に向かう道を,いつもと違う華やかな装いに少し誇らしく,緊張しながら歩いたのを覚えています。そのようないつもと違う自分を作り出してくれるきものの華やかさや繊細さ,着ている人も見ている人も魅了する美しさに虜になりました。「是非,もう一度着る機会が欲しい。」と考えていたところ,この「京都ミスきもの」に母が勧めてくれたのです。

森さん

友人ときもので街歩きをするために,京都のきものレンタルショップに行ったことがきっかけです。きものと帯を選ぶ際に,店員の方から色々な組み合わせを教えてもらい,「こんなに自由に楽しめるものなのだ」という新鮮な発見がありました。それまできものに対して抱いていた堅苦しさや難しさから解放された感覚を,今でも鮮明に覚えています。そこが原点となり,きものを通して自分らしさを表現できるようになりたいと思うようになりました。

平田さん

実家が料理屋を営んでいる事もあり,祖母や母が毎日きものを着ている環境に育ったため 幼い頃からきものを身近に感じておりました。その私にとっては,きものは「特別」なものではなく「生活の一部」でした。特に仕事に就くにあたって,きものを美しく着れるようになりたいと通った,着付け教室では,着付けだけでなく,きものの歴史,製作工程,文様がもつ意味などを学ぶことで,改めてきものの素晴らしさを感じ,より一層,きものが好きになりました。

Qきものの良さや魅力とはどのようなところだと思いますか?

坂元さん

長い時が経っても美しく着ることができ,文様と色づかいで四季を感じることができるところがきものの良さだと思います。その文様に自分の思いを込めたり,決まった形の中でも,小物や髪飾りの合わせ方ひとつで個性を表現できるところが魅力的です。

谷村さん

きものは「変身」の楽しさを教えてくれます。「日常の私」を少し忘れ,「ちょっと特別な私」に変身させてくれます。きものを着ていると,必ずと言ってよいほど,声がかかります。「どこ行ってきはったん?」「ええ色合いやねぇ。」等,自然とコミュニケーションが生まれるのも,きものの良さではないでしょうか。また,同じきものでも,帯や伊達えり,帯揚げ,帯締め等小物を少し工夫するだけで,私だけの着こなしを楽しめるところもきものの魅力です。

森さん

遊び心が刺激されるところです。洋服の時には着ないような鮮やかな色づかいも,積極的に着ることができますし,色の組み合わせの幅も広くて面白いです。そして柄ゆき。様々な柄がありますが,自然と結びつきのあるものが多いと感じます。自然をモチーフにした抽象的な柄もあれば,自然を写実的でリアルに描いた柄もあります。以前に,ツバメを描いた帯やバッタを描いたきものを見たときは,その粋な遊び心に感動しました。知れば知るほど奥が深いきものの世界は,自分の好奇心を刺激してくれる唯一無二の存在です。

平田さん

たくさんあるきものの魅力の中でも,私が思う一番の魅力は,外見だけでなく内面からの美しさを引き出してくれる事だと思います。きものは洋服と違い,帯を結んでいる事で,動きに制限がかかります。歩き方ひとつ取りましても,歩幅が狭くなったり裾がはだけないように気をつけます。物を置く時の動作も袖に気をつけたり,またその時に指は揃えるといった事など,自然と凛とした美しい動きになります。きものを着て,ただ美しいだけでなく,内面の美しさを引き出してくれるきものは,女性として嬉しい魅力だと思います。

Q普段はきものをどのような機会に着られていますか?

坂元さん

食事や観劇,お稽古など様々な場に着ています。着て行く場所や場面に合わせてコーディネートを考えることもとても楽しいです。自分で着られるようになってからは気軽に着て出かけることも増えました。

谷村さん

4月から始まった「京都ミスきもの」の活動では,振袖を着る機会が多いので,普段は,小紋や紬など普段着のきものを楽しんでいます。最近では,都踊り,鴨川踊りと続けてきもので出かけました。神社仏閣,古民家など,風情ある京都の街並みにきもの姿はよく映えます。ちょっとしたお散歩でもきものを着ていくと,少し映画のワンシーンに紛れ込んだ思いがします。これからは,今まで以上にきもので出かけ,単衣,浴衣のシーズンを大いに楽しみたいと思っています。

森さん

友人との街歩き,観劇などです。新緑や紅葉など,四季折々の美しい瞬間にはきものを着て外を歩きたくなります。出掛けた際には,たくさんの写真をとることも大きな目的の一つです。不思議なことに,同じ街でもきものを着て歩くことで,普段とは違った見え方がしてくるので楽しいです。

平田さん

芸術鑑賞,友人との食事やお祭りなど,また最近では,ミスきものの同期の4人とお出掛けの時にきものを着ています。ちょっとしたお出掛けの際にも,最近ではワンピースにするか,スカートにするかきものにするかと,普段着を選ぶ際に「きもの」が選択肢に増えたように思います。

Q御自身が成人式を迎えられた時はどのような装いでしたか?また,その時何をお感じになられましたか?

坂元さん

朱色の松竹梅や鶴や亀などの吉祥文様に鹿の子絞りや刺繍,金彩があしらわれたきものに引箔の帯,丸ぐけの帯締め,黒色の帯揚げを合わせました。母の思い出が詰まった大切なきものを私の背丈に合わせて着ました。20年以上前のきものは時が経っても美しく着ることができ,自分らしくするために新調した帯揚げや小物の合わせ方で雰囲気が違うことに感動しました。

谷村さん

成人式では,母から譲り受けた振袖を着ました。透かし模様の入った白地に,古代紫の絞りや四季折々の花が描かれた京友禅の振袖です。その振袖は祖母が母のために見立てた振袖です。祖母が見立て,母が成人式の時に着て,私も成人式の時に着た,という一つの振袖で親子三世代がつながっている幸せなひと時を体験したのを覚えています。成人式で振袖を着たのをきっかけに,もっときものを着てお出かけがしたいと思うようになりました。

森さん

とき色に牡丹や菊,桜などがあしらわれた華やかな振袖でした。まだきものに親しみをもつ前だったので,振袖の豪華さに圧倒され,袖を通すときは緊張しました。その姿を嬉しそうに眺める両親や祖父母の眼差しが,恥ずかしくもあり,誇らしくもあったことを覚えています。自分が大切に育てられてきたことを実感するとともに,ここからが新たなスタート地点なのだと,まだ見ぬ未来への希望で心が満ちていました。

平田さん

今から約50年前に,叔母が十三詣りの時に仕立てた黄色の京友禅の振袖です。菊や牡丹,松,竹,梅などの紋様が細かく描かれており,金コマ刺繍が所々にあります。この振袖は,叔母から娘へ,また姪の私や妹とそれぞれが節目の時に袖を通しました。成人式の時に,この振袖を着た私を見て一番喜んでくれたのが,祖母でした。祖母は,皆がずっと着れるようにと大切に保管をしてくれていました。そのお陰で50年たった今も色あせる事なく着る事ができます。それぞれの思いがこもったこの振袖を成人式に着た時は,家族への感謝の気持ちと,これから,大人としての責任を実感し,背筋がピシッと伸びた感覚を今でも覚えています。

「2018京都・ミスきもの」のみなさん、ご協力ありがとうございました!


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